金曜日の日記その3

oekat82005-05-27

 やまぐち青果物語 ナス
 これほど多く、ことわざに引用される野菜は珍しいのではないか。 例の「秋茄子嫁に食わすな」をはじめ一富士二鷹三茄子」 「瓜の蔓に茄子はならぬ」 「親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない」!!!!独断だが、色も形もほかの野菜と全く似ておらず個性が際立つているのが、理由の一つだろう。 そんなナスの中でも、特に個性的なナスが北浦にあると聞いた。 見ると吃驚する「萩たまげなす」。 もとは長門市田屋地域で昭和初期に栽培されていた「田屋ナス」である。 長さ約三十センチ、太さ約十センチ、重さ五百㌘以上を規格としている。 県や農業団体が進める地産地消に沿った特産物開発の一環として、数年前から商品化してきた。 〜〜〜輪切りにして田楽、縦に割るとグラタンの器になる。
 形が大きいと「大味」を連想するが「とんでもない」。 実は「繊細で上品」 「豊かな味わい」だ。 収穫期の六月までは、このほめ言葉をそのまま信じるしかない。
 トマトにスイカ、レンコン、ワサビなど、食べやすい小玉や小ぶりがもてはやされる中、こんな野菜があってもいい。 中国新聞 周南、山口 より転記した。

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http://www.synapse.ne.jp/~qem/sozai/original/face_ani.htm