ネタ切れ日記

oekat82005-05-22

 教育界にも市場原理
 「いよいよ来るものが来たか」と、一瞬緊張した思いで「県立高校の通学区全廃」の記事を読んだ。 今までにも、製造業やサービス業などいろいろな分野にわたって「市場原理」が導入され、市営過競争主義が促されてきている。 「早い、安い、うまい」に類するキャッチフレーズが随所で宣伝され、そのための競争が一層、激しさを増しているように思える。 これらのことは当然、メレットとデメリットが必然性として並存している。 最近のJR西日本福知山線の凄惨な脱線事故をはじめ、航空業界における相次ぐ異常事故なども効率追求のためにエスカレートする競争主義のもとで、便利さと裏腹に、その利用客や、それらの企業の従事者が一つのリスクを負担させられている事例ではないだろうか。
 今まで教育界にはなじまないと考えていた市場原理が、県立高校の通学区全廃という形で導入された記事を読んだ時、かって勤務した、過疎化が進み、高校が少ない中国山地にある中学校卒業生のことが頭をよぎった。 この政策が利用者の高校選択の自由が保障される一方で、経済的、地理的条件などから、そのメリットが生かしきれず、教育の機会均等の制約を余儀なくされることが起きないよう期待する。とある。
 広島県福山市 農業 佐藤 隆道さん 中国新聞 広場投稿記事より