処世訓

兄弟が結束せよ、さもなければ皆が滅ぶー。457年前の今日、戦国武将の「毛利元就」は息子3人に長い書状をしたためた。 14カ条もの教えが連ねてあり、「三子教訓状」と呼ばれる。 食うか食われるかかの時代を生きた一人
 の親の処世訓である。 
★人間元就も垣間見えて興味深い。 第11条にいわく「私一人が難局を切り抜け、今日あるのが不思議でならない」。 全国制覇の野望を自ら封じた自己洞察力も「稀代の知将」たるゆえんか。
 Δ書状には矢は出てこない。だが、束ねれば折れにくいという「三本の矢」伝承はここから来たとさける。
どんなよであれ通用する教えであろう。 ・・・・・・・・・・これは本日の「中国新聞」の「天風録」の記事より