金正日死亡

 政府は19日昼、北朝鮮金正日総書記死去を受け、情報収集や北朝鮮の動向の分析に着手した。また、対応に万全を期すため、午後1時に安全保障会議を開催する。会議終了後、藤村修官房長官が記者会見する予定。
 野田佳彦首相は都内のJR新橋駅前で街頭演説するため、正午にいったん首相官邸を出たものの、死去の一報が入り、急きょ官邸に引き返した。この際、記者団に「事実関係を確認するよう指示している」と語った。
 首相はこの後、関係省庁に対し、(1)今後の北朝鮮の動向について情報収集体制の強化(2)米国、韓国、中国など関係国と緊密な情報共有(3)不測の事態に備え万全の体制構築―を指示した。また、政府は正午すぎ、官邸内の危機管理センターに官邸対策室を設置した。