和ろうそく店

  11日午前1時20分頃、愛知県岡崎市八幡町、磯部亮次さん(47)経営の「磯部ろうそく店」から出火、木造2階店舗兼住宅、約300平方メートルを全焼した。同店は江戸時代創業の老舗。

 岡崎署の発表によると、出火場所は1階の作業場で、磯部さんは午後6時頃までろうそくを作る作業をしていたという。火事に気がついた付近住民が、119番した。

 同市商工労政課によると、同店は創業約300年。和ろうそくを手作りすることで知られ、雑誌やテレビなど、これまでに多くのメディアで取り上げられている。磯部さんが9代目で、愛知県の伝統工芸品として「愛知ブランド」にも認定されている。
 (読売新聞)