職人は筆を選ぶ

 蒔絵・螺鈿・仏壇など京の伝統工芸に使う道具や原材料の現状を京都府が調査したところ多くが危機的状況にあることが判った。
 蒔絵に使う筆はネズミの毛が最適なのに捕獲業者がいなくなり、仏壇の漆塗りで研ぎに使う駿河炭も原木を切る者がいない。
 螺鈿用の夜光貝は質が落ち、京焼きの絵付けで使う白の顔料は製造が中止された・・・等々。
 週刊新潮 B級重大ニュース 記事より引用