こんなはずではなかった

 企業・団体から政党にへの政治献金を制限する代わりに、と1995年に導入した。「コーヒー一杯程度の負担」がうたい文句だった、赤ちゃんからお年寄りまで国民一人あたり250円の税金を、議員数に応じて分配するのが政党交付金である。
 当時は政治腐敗の解消に役立つのなら、税金投入も仕方ないか。と思った人が大半ではないかと思う。だが、最近の政治家のお金に関するさまざまな報道を見るに付け、「コーヒー一杯」のコピーに騙された感がつよい。
 その後も「政治とカネ」をめぐるスキャンダルが後を絶たない、この現状をなんと考えたら良いのか。困ってしまうのである。
 自民党は約170億円、民主党は約105億円になる。それだけの助成金をもらいながら、こんなまやかしが続くなら「政党交付金を返せ」の声をみんなで上げようでありませんか。

中国新聞1/30日 記事より引用