星野監督

 「日本ハム3‐2楽天」(10日、旭川
 悔しすぎる負け方に試合後、闘将の怒りのマグマが2度も噴出した。小谷野の中前打で、今季3度目のサヨナラ負け。肩を落とし監督室へと引き揚げた楽天星野監督。コーチミーティング後、監督室を出てくるなり、「おるりゃー」と言葉になってない大声を発した。
 勝ち越し機を幾度となく逃していた。体温も上昇しただろう。それでも、一度は怒りを鎮め、バスへ向かいながら冷静に敗因を分析。「青山が打たれた?それよりも点を取らんといかんよ。何度もチャンスがあって」と淡々と振り返った。
 が、バスの座席に体を預けた途端、思い出して怒りが再燃した。「くそっー」と叫んで、窓ガラスを震わせた。突然の激怒に周囲の選手、コーチ陣は全員凍りついた。
 七回は高須が敵失で出塁。続く岩村にバントを命じるも、捕手の前で打球は止まり併殺打。好機は一瞬でつぶれた。
 八回2死満塁では、内村が1ストライクからの2球目をあっけなく遊ゴロ。思い通りにならない展開に闘将が納得いくはずもない。“活火山”が落ち着くには、まだしばらく日にちがかかりそうだ。 デイリースポーツ
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