「キンリョウヘン」

 ミツバチを誘う蘭「キンリョウヘン」に特需。養蜂業者の照会殺到。尾道市向島町向島洋ランセンターに全国の養蜂家から問い合わせが殺到。
 目当ては豪華なシンビジュウム・コチョウランなどではなく、地味で人気も無い「キンリョウヘン」花にミツバチを強力に誘引する特性がある。
 ミツバチ不足に悩む養蜂家などに思わぬ特需がおきているためらしい。この蘭は中国南部などに自生するシンビジュウムの仲間。
 日本には古くから入っているが、花が小さく地味、コチョウランやカトレアなどの人気種の陰で、商品としては見向きもされなかった。
 ところが2007年秋ごろから状況が一変。西洋ミツバチの輸入中止、ハチの大量病死などが相次ぎ、これに目をつけて買い集めだした。
 寒さに強く、栽培しやすいが、ランは種から花を咲かすまで3〜4年かかるが苗からは上手に育てれば1年で花が咲かす事が出来る。
 中国新聞 社会 4/19日記事より