「ガソリン減税」

 愚かすぎる「ガソリンの減税」25円下がったそのツケは「1人2万円」三月一杯で暫定税率の期限が切れ、約25円の値下げとなったガソリン価格。
 昨今の原油価格高騰の折から、マイカー族はこれを歓迎、車が長蛇の列をなすガソリンスタンドも続出している。が、喜んでばかりはいられない。
 減税分は、一人当たり2万円ものツケという形で国民に回ってくるのである。嗚呼、ナンと愚かな、あまりにも愚かな、政治家、日本国民よ。
 このガソリン減税、一般には歓迎されている。家計を圧迫する諸々の値上げが目白押しの折だけに、それも無理はないのだが、よく先のことを考えて見れば。
 「暫定税率分の税収が失われることによる08年度予算の歳入欠陥は、2兆6000億円に達する計算です。すでに予算案は成立し、歳出費目は決まっている。
 ガソリンが25円安くなったからといって、単純に喜んでいるのは非常に危険なのに、「多くの人がそのことに無頓着なのは大いなる問題」である。