絵が買えない美術館

 埼玉県立近代美術館の運営を支える「県美術作品取得基金」がピンチに。同基金は県内企業から寄付や県の補助でバブル期には12億円を積み立て、ピカソシャガール、モネなど億単位の作品を購入してきた。
 ところが、県が財政難から補助を打ち切つたために、昨年250万円の絵を購入したら残金はわずか40万円に。これからは他の館と作品を貸し借りして企画展を催していくという、いずこも同じあきの夕暮れ。

週刊新潮 5/24日号 B級重大ニュース記事より引用