期待はずれ

  このところ、ごろごろと坂道を転げ落ちている感じである。急落する安倍内閣の支持率、山口県出身の総理の内閣であるから何とかならないものかと考えさせられる。
 共同通信社世論調査で不支持率が44,1%と支持率の40,3%をついに上回った。就任四ヶ月余りで早くも危険水域に入りそうである。昨年九月の政権発足直後は支持率が65%もあった。
 ところが十二月には郵政造反組復党問題で48,6%になり、一月は党員の事務所費用問題で45%、そして今度は女性を「産む機械」に例えた柳沢厚生労働大臣の失言である。
 どの政権でも不祥事や失言などは今までも起こっている、問題はその対応の仕方だろうと思える。安倍晋三首相の決断力と指導力に首相の顔が見えないと失望しているのである。
 有権者の半分は女性である、その女性を怒らせる様な発言をする大臣をスパット切るくらいの気構えが残念ながら観られない。美しい国日本がキャツチフレーズの本当の意味が理解されにくい。