どんど焼き

 小正月の火祭り。火の燃え盛る様子から、この名がついたといわれます。ただし、地方によっていろいろな呼び方があります。日取りも、七草明けの八日のところもあります。
 民間では、主に子供たちの手で、古くから各地でおこなわれました。十五日の早朝、子供たちは、めいめいの家の門松・しめ縄・しめ飾り・書初めの束などを、広っぱや海岸に持ち寄って燃やしました。
 この火を体に当てると若返るとか、餅やだんごを焼いて食べると病気をしないとか、書初めの灰が高く上がると字が上達するなどといわれ、年神様は、この煙に乗ってかえります。と言われています。