夾竹桃
キョウチクトウはインド北部原産。日本へは江戸時代に伝わり、夏の間、赤い花を咲かせ続けるので人気です。(花には白、ビンク、黄色の品種もあり)。
乾燥にも水分過剰にも強い上に、暑さ、寒さにも強い。ほって置いても実によく育つ。排気ガス、煤煙にも強いというわけで高速道路沿い、工場の周りの生垣などにも引っ張りだこの状態。
(夾竹桃の「竹」は葉っぱが竹の葉に似ているから、「桃」は花が桃の花に似ているから)ここに取り上げた訳は、葉や茎などを折ると、白い乳液がしみだしてきます。が、其の手でうっかり目を擦ろうものなら大変。
ピリピリ、ヒリヒリ、涙が止まらなくなります。それだけならまだしもなのですが、実は毒は乳液だけでなく、この植物の全体に存在する。本当に怖いのは口から体内に入った場合なのです。
キョウチクトウの枝を箸代わりに使う、或いはバーベキューの串として使い、焼肉を食べる。そうして図らずもキョウチクトウの毒を取り入れてしまうと最悪の場合、心臓マヒで死にいたります。
箸として使った例としては西南戦争のときの官軍、太平洋戦争のとき南方にいた日本軍。バーベキューの串の例は、古代ギリシャ、アレクサンダー大王の軍隊、ナポレオンの軍隊などがあります。
そしてこんなケースもある。庭のキョウチクトウを剪定し、ゴミとして出た枝を乾燥しょうと広げておいたところ、次の日、飼い猫が死んでいた。猫が自分の毛をグルーミングしていたときに、キョウチクトウの毒をなめたらしく。
皆さんは「キョウチクトウ」の毒の事を知っておられましたか?。私は初めてしりました。週刊文春、ズバリ、答えましょう 記事より
明日のPC講習は稲刈りの為休みます。但し開始前に一度行きます。宜しく。