若いママさん

 PTAでの会話。女性校長先生がお母さん方に「ぞうきんくらいはスーパーて買わないで自分で縫つて渡してください」。お母さんが「そんなものにこだわるのは単なる親の見え」。すると、会場のお母さん全員が拍手したという。
 ある教育学者が「親が変われば子が変わる」と題した講演の中で、エッセイストの話として紹介している。その人は「この国の教育はおしまいだと思った」と嘆く。
 つまり、お母さんが縫ってくれたというプロセスが子供を支える、ということが分からなくなっているからだ。困った、いまどきの若いママさん、気質。