子供野生復帰大作戦

 今年、豊岡は「子ども野生復帰大作戦」を始めた。コウノトリの自然放鳥は始まったが、人間こそ野生に帰るべきではないか。
 一昨年八月、「円山川自然再生フォーラムで二人のパネリストがこんなことを言っててた。「今、特に問題となる絶滅危惧種は川ガキである」「絶滅する前に河童を増やさないといけない」
 「カワガキ? そんな牡蠣あったかな?」。川で遊ぶ子ども達のことであった。自然体験が豊富な子どもほど道徳観・正義感が充実している、という調査結果がある。
 しかし私達の社会は「良い子は川で遊ばない」といって子どもたちを自然から遠ざけてきた。子ども達がおかしくなっているとすると、自業自得なのではないか。
 一年間、コウノトリのことを学び、山を登り、もりで木を切り、キノコを採って、川で泳いで魚を取り、海を潜り、ビオトープ水田で泥んこになる。これまでも「田んぼの学校」は大人気。やっぱり田んぼは生き物の「場」だ。
 兵庫県豊岡市長 中貝 宗治さん





 この花は教頭先生の所