初心に返る

 何かを始めるときでも、学校を卒業し初めて社会人となるときでも、何か事を始めるときには人は心に期するものを持つ。だから、一生懸命であり謙虚である。
 すべてのことが新鮮で、人の言動、社会の事象、あらゆることが学びとなって、自分を大きくしていくことができる。しかし、日時を経るにしたがって、その強い思いはともすると薄れる。
 それにしたがって熱意や謙虚さも失われていく。これは人間の常として一面やむをえないことなのかもしれないけれど、そのときその人の成長は止まる。進歩も止まる。
 その様にならないためには、時々初心に返ることである、と思う。