ニ十三日のサンデー選挙

　各地でミニ統一選挙の様相であったが、「弱い立場」の側が「強者」を倒した。「弱いと思われていた」側が権力を持つ側に勝利した。この様相は権力を持つ側には不気味だろう。
　衆議院で絶対多数、トップに人気者の首相を据える自民党は「我が世の春」。公明党と組んだ補選は圧倒的に強い。加えて千葉７区補選の候補は東大卒、経済産業省のキャリア、副知事も務めた。いわば社会的「強者」だ。
　岩国市長選挙、沖縄市でも自民と公明の推薦候補が敗れた、岡山の浅口市も元自民党県議が負けた。広島県でも強いはずの自民党幹部の子息が敗れた。