自作のわなでイノシシ御用

 近所に猪が出始めたのをきっかけに、三年前、狩猟免許を取得し、わなによる捕獲を始めたT町のSさん。
 一年目はゼロ。しかし猪の生態を研究し、罠の改良を重ねた結果、翌年からの捕獲数はすでに120頭を越えたと言う。
「設置は、山間の谷間で水や栗の木があり、雑草の生えた休耕田の傍が一番です」と話す。
 自作の囲いわなは、従来のものより大きく、天井がないため、猪が警戒せず侵入するという。
 「町内12箇所のわなを毎日見回るのは大変ですが、農家の人の喜ばれる姿を励みに頑張っています」と笑顔ではなす。
 「近い将来、猪の処理から販売きで出来る施設をつくりたいですね」と意欲的である。
 NOSAI のうさい №36 2006,3 記事より引用