ウィニー

 フアイル交換ソフト「WINNY」は、情報漏洩ソフトとなって、社会事件をおこし続けている。なぜ、公務員から民間人までウィニーをつかうのか?。
 目的は私用です。ウィニーを使うと、利用者間に公開されている音楽CDのデーターや映画、ゲーム、アダルト映像など市販のソフトが、無料でダウンロードが出来る。
 「公開」とは、データーを、ウィニーソフトの特定のフォルダーに入れておくだけです。インターネットに接続したパソコンでウィニーを使うと、他人の公開用フォルダーはいっているデーターを検索できて、自由にダウンロードできると言うわけ。
 しかし、社会的事件になるような情報漏洩がなぜ起るのか。通常のウィニーの使い方では、情報漏洩は起きません。ところが、ウィニー用のウイルスに感染すると、パソコンの中にあるいろんなデーターを、公開用のフォルダーに集めてしまうんです。
 ウィニー用のウイルスは、千五百種類以上あるといわれ、それらのウイルスは、ウィニーでダウンロードするデーターに最も多く含まれている。つまり、ウィニーを利用する行為そのものが、ウイルスに感染する危険性が高い。
 その結果、公開したくないデーターまで、自分が知らないうちに公開され、流出してしまう。他人にダウンロードされたデーターは、そこでも公開されるので、データーを回収することは事実上不可能である。ウィニーの使用には特に注意しよう。
 週刊文春 3/23日号 記事より引用