さくら

 知っとうね、「知っていますか?」という意味の親しみをこめた「博多弁」です。春といえば「さくら」。卒業式や入学式、お花見など、春の想い出とともに「さくら」を思い浮かべる方はおおいのではないでしょうか。
 今年も、もうすぐにさくらの季節がやってきます。 さくらはバラ科に属する樹木です。主に、北半球の温帯に分布し、日本に最も種類が多く、奈良時代から栽培されているといわれています。
 古くから和歌の題材として親しまれてきたはくら。木材は家具や建築材用として、花は塩漬けにして櫻湯として、葉は桜餅に使用など。
 「さくら」と言う名の語源については、さまざまな説があります。日本神話に登場し、後世、富士の神として浅間神社にまつられ、安産の神として信仰されている。
 「木花開耶姫」(このはなのさくやひめ)の「さくや」が転訛したもの。 ちなみに、さくらの花ことばは「優れた美人、精神美、善良な教育」などだそうです。
 やまびこ 2006 3 Vo1,85より引用