日本めだかについて

 ニホンクロメダカとは日本にいる野生種。人工的につくられた品種では有りません。メダカの仲間は普通、東南アジアやインドなど、暖かい地域にしか棲めないのに対し、このメダカは寒さに大変強いのが特徴。
 とはいえ青森が北限で、北海道まては進出できなかった。寿命については野生ではせいぜい一年半から二年程度ですが、飼育下では三〜五年も長生きさせる事も可能だとのこと。
 日本クロメダカが遺伝子型から見ると、実に繊細な分布の仕方をしているのである。まず大きく分けて、北日本集団と南日本集団がある。
北集団は割りと均一な集団で、青森県から奥羽山脈に沿って、本州を縦断するように南下して若狭湾くらいまでの日本海側の地域。
 南日本集団はそれ以外の地域ですが、遺伝的には多様で、さらに、東日本型、瀬戸内型、山陰型、北部九州型、有明型、薩摩型、琉球型、にわかれます。
ニホンクロメダカからは突然異変によって「ヒメダカ」(緋メダカ、黒い色素ができず、オレンジっぽい赤)やシロメダカという異変腫ができています。
 そしてクロメダカとシロメダカからはアオメダカが・・・と言う具合です。 スペースシャトルで宇宙にまで行ったのはヒメダカでした。
 週刊文春 3/2日号 スバリ答えましょう 竹内久美子さん記事より引用