謀略メール

 確かに一瞬、その爆弾は本当に破裂して、自民党を粉々に吹き飛ばすかに見えたのである。2月16日の衆議院予算委員会〜〜〜。
民主党の永田代議士が、語気を強めて、ライブドア堀江貴文前社長から、武部勤自民党幹事長の次男に3000万円の資金提供があったことを暴露した瞬間だ。
舌鋒鋭く迫ったこの質問の元となったメールについては、詳しい説明は必要あるまい。 小泉首相がメールを「ガセネタ」とばっさり斬って捨てたところから、風向きが変わった。
 東京地検が「全く把握していない」と異例のコメントを発表して疑問を挟み、自民党担当の政治部記者が解説する、「やはり、東京地検が出したコメントの影響が大きかった。
本来は、知っていても知らなくても、ノーコメントが当たり前ですから。あえて否定して見せたことから、「ガセネタ」と小泉首相が断定した裏には、地検情報があったと推測出来た。
 「そもそも、常識的にありえない」と相手にしないのはある捜査関係者である。「少なくとも堀江の周りには多少とも知恵者がいて、複雑なシステムで金儲けができたはずでしょう」
アブない金をこんなメールで振り込むはずが無い。万が一、ホリエモンの側がポカをやったとしても、受け取る側はプロですよ。永田町は手渡しが当たり前、振込みを使うわけが無い。
 ガセネタのもとは「札つきの記者」の正体は、過去に巨人時代の清原選手が米国でトレーニング中にストリップ嬢通い記事で裁判になり、捏造で敗訴した。(週刊ポスト
 これが一部〇〇〇じゃお富さんではないけれど、ことの次第らしい。
 週刊新潮 3月2日特大号記事より引用