ナースキャップが病院からきえる・・・

 白衣の天使の象徴、ナースの頭から、ナースキャップが姿を消しつつあるのをご存知じだろうか?。 理由は大きく「動きづらい」「不衛生」の二点で、多くの病院が既に廃止している。 先駆けとなった聖路加国際病院の吉川久美子副看護部長に話しを聞いた。
 「取り組み始めたのは1988年頃です。 現場のナース達から「ナースキャップがぶつからないよう気を使うので仕事がやりにくい」との声が強まったのを受け、まず患者や職員にアンケートを実施しました。 でも結果は「聖路加の象徴だから」との廃止反対派が圧倒
的だった。そのため限られた部署で非着用をこころみたところ、以外にも自然に馴染んだ。 「そこで途中再度アンケートで患者等の受け止め方を確認しながら、最終的には1991年頃に完全に廃止しました。当時から現在まで、同病院には全国の病院から問い合わせが寄せられている。 看護の現場では技術のみならず、制服も日々進化中なのである。 
 週刊文春 1/19日号 記事より引用