ウイルス攻撃悪質化 (金銭詐取目的が増加)

 コンピユーターウイルス対策ソフト大手のトレンドマイクロがまとめた今年のウイルス感染被害リポートによると、ウイルスなど不正プログラムによる被害件数は減少しているものの、金銭の詐取など目的に特定の標的を狙う「ピンポイント型」の悪質な攻撃が増加していることが分った。 今年一月一日から十二月十五日までに、同社に寄せられた日本国内の感染被害件数は四万一千七百四十九件で、前年同期の六万三千六百五十七件から34%減った。起業や官庁からの発信を装ったウイルスメールや銀行のサイトを狙った不正プログラム、偽サイトを使ったフィシング詐欺などの事例が数多く報告され、金銭や個人情報を詐取しようとするケースが目立った。
 中国新聞 経済版 記事ょり引用