安かろう、悪かろう、安物買いの銭失い??

 今回姉歯建築設計事務所による耐震性構造計算書の偽造が発覚し大問題に発展している。 この設計による耐震偽造マンションは、震度五強でも倒壊すると指摘されている。 このマンションの入居者が「行政だつて、確認検査機関を認可した責任がある」と憤っている。 これは当然の発言だと思う。 今、小泉政権はしきりに、バカの一つ覚えの様に「官から民へ」と唱えているが、最終的に国民の生命財産の安全を保障するのが政府の使命だろう。 姉歯一級建築士が提出した建築申請確認書を認可したのは国指定の民間検査機関の「イーホームズ」だ。 ここが十分な検査をしていれば、このような確認申請は却下されている。 チェツク機能のずさんさが、今回の重大事を引き起こしたと言うほかあるまい。 アメリカ式の経済効率優先で「官から民へ」と短絡的な施策に猛反省を促しているのが、今回の偽造問題だと思う。 「国指定」ということは、民が官の代行しているということだ。 この指定は決して軽々しいものではない事を、小泉総理、政府はこの際、十分肝に銘じる必要がある。 単細胞ではこの国の舵取りは出来ない。


横浜の夜景です

講師さんの横浜の夜景を無断で拝借して掲載