うばわれる日本

 ついに簡保百二十兆円市場をこじあけた米国の次なる標的は?「我々の健康と安心が崩壊する」小泉、竹中、アメリカ追従コンビが、米国の日本改造計画年次改革要望書」にそう、医療と保険制度の改革。
 日本をゆるがした郵政民営化法案がついに成立した。この一法案が、衆院本会議での五票という僅差での可決、参議院本会議での十七票という大差での否決、衆議院の即日解散、選挙での自民党の地滑り的勝利と「二〇〇五年体制」の成立という劇的な帰結をもたらした。 日本の将来長きにわたるであろう、さまざまな禍根を残した二〇〇五年最大の政治課題は、すべて小泉総理の思惑通りに決着した。この郵政民営化法案とは何だったのか。
 結局最後まで、公にには殆ど語られなかった側面がある。日本の構造改革の本丸、政治家小泉潤一郎氏の個人的執念、などと取り沙汰されたこの問題の背後には、米国からの執拗な圧力という、もうひとつの因子があったのである。
 米国が要求し続けた「簡易保険の廃止」、日本は米国に次ぐ世界第二の保険大国。つぎなる米国の狙いは「国民健康保険」である
 この続きは又後日(政治の話はあまり面白くないので)