場所は何処がよいか? 

箱罠を耕作放棄地のど真ん中にどんと置いてあることが多い。 イノシシはヤブや傾斜地の縁、崖の際などを好んで歩く。 放棄地に置くならこうした場所を選び、山側に扉を開ける。 またけもの道を探り、罠はけもの道の上にドンと置かず、少し脇に置いて道をふさがないようにする。 通行の途中に、ふっと見ると、おいしそうな餌があるじゃないか、という感覚、そんな位置関係で設置するのがコツだ。 わなの接地面の金網は土や草をちらして、偽装する。 神経質なイノシシ、不安に思われるそうな部分は隠す。 罠の着色は赤や茶色が多いが、同じ赤でも沈んだ色調のものを選ぶ。 イノシシは青は見分けるので、この色の塗装は避けたほうがいいかもしれない。