上関原発 立地再考を

 山口県上関町での原発建設計画に伴う詳細調査で、中国電力が事前に示した環境保全計画とは異なる方法でボーリングをし、濁流を周囲に排出していたとの自然保護団体の指摘を受け、県が調査の中止を要請。 原発計画は、法律や規則に基づいて進められているとは思う。 しかし、世の中には天災をはじめ想定外の事態も起こっている。 今回の逸脱行為のごとく、人為的行為においても計画がまもられないという「ミス」もある。 決められた規則が守られるという保証がないとすれば、少しでもリスクを低減できる地点を選ぶべきではなかろうか。 上関原発は、《たらい》のような瀬戸内海の玄関口に建設しょうとしているのである。 限りある資源からすれば、原子力発電は必要であるが、過去の立地場所は、予期せぬ事態のリスクを少しでも低減可能な大海側に建設している。 立地条件には地元の理解も欠かせないと思うが、瀬戸内海に建設される原発に沿岸住民は、どう対処してきたのだろうか。 今回の中止を機に、立地そのものを再考できないか。
 中国新聞 9/26日 広場投稿記事より 無職 64歳 (呉市) H,Sさん




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