戦い済んで。

「小泉政権に投票した人たちが支持した政治とは、どんな政治なのか、これからが見もの」
　　　「この結果は野党にこそ責任がある」　与党が圧勝した衆議員選挙に、ネット上でさまざまな意見が飛び交っている。
　舞台は、「ブログ」と呼ばれる日記形式の簡易型ホームページ。　三百万人以上が開設し、誰でも意見を次々と書き込める仕組みだ。　今回はネットで世論形成する「ブログ選挙」のはしりという見方もある。
　　改革派と抵抗勢力という二者択一の仕掛けも、デジタル的だった。　今回の結果は、当事者さえ「想定」をはるかに超える展開。　比例東京ブロックで自民の名簿記載者が足りず「一議席損をした」珍現象が何より象徴している。
　目に見えぬどこかで「地殻変動」が進む。　そんな可能性と不気味さを、ネット社会は秘めているのかもしれない。
　９／１３日　中国新聞　天風録　より引用。