台風の思い出

昭和17年8月27日か28日であったと思う。私がこの世に生まれて初めて出会った大型の台風。 当麻里府地区海岸には多くの松の大木が多数ありましたが、この台風によりその殆どが流失して一夜にして無くなりました。 
 今から約63年くらいまえのことである。 我が家の沖には石垣がありそこに、直径50〜70㎝くらいの松の大木が約10本くらい植えてありました。 それが全部流失してなくなりました。 家の前は即海となり、海の見晴らしは大変良くなりましたが、家の前に石垣などが無くなり潮風に対し無防備な状態となる。 風呂場が流失したのでドラムカンを加工して急造の風呂にして使用してい事を思いだす。
この間63年で、床上浸水が1回(昭和17年)床下浸水が記憶では7〜8回位あったと記憶している。

 この写真は大正10年頃。尾津西川向さん宅付近より平生湾。
 手前に写っている船は潮入り川(現桜川河口)