夫の頑張る姿に感謝

 我が家は食べ物店を営んでいる。 暑い日が続くこの時季、外で仕事をする人たちが来店され、冷たい水を一気にのみ、それから注文される。 食べ終えて、支払いというとき、汗でぐしょとなったお札をお尻のポケットから出されることが時々ある。 私は、大切なものを受け取ったような気持ちになる。 それというのも、夫が子どものころ、父を早く亡し、お母さん一人が細い体で五人の兄弟を力仕事をしながら育ててくれたという。 学校に持っていくお金がいるとき、母さんが腹巻のの中から汗で湿ったお札を渡してくれたことが忘れられず、「いつか、きっと楽をさせてやるからな〜」。 こども心にそう思ったと結婚前に話してくれたことを思い出す。 そんな思いがあるから、どんなときでも「何くそ」という気持ちで歯を食いしばり、乗り越えて毎日を積み重ね、今の生活が得られているのだと思う。 夫の頑張りに、改めて感謝の気持ちでいっぱいだ。
  中国新聞 12/7日 広場投稿記事より 自営業 Y,Tさん 58歳
この休まず良く働く村の鍛冶屋さんはコピーで張り付けました。

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