職探しせず働かぬ若者(Newspaper in Education)

ニート」って、聞いたことが有りますか???、英語の頭文字をとつた言葉で、アルファベットでは「NEET」と書き、英国で生まれた言葉です。 ①仕事をせず ②学校に行かず ③仕事につくための訓練も受けていない!!若者を指しますが、日本では「職探しをしていない」と言う条件も加わっています。 政府の統計によると、ニートは六十四万人もいますが、正社員にもならずアルバイトを繰り返す「フリーター」とは違います。 この人たちは何らかの形で仕事をしているので、仕事を紹介するハローワークなどで、対策をとることができます。 でもニートは「職探しをしない」為、対策をとりにくいのです。 「何もしない」若者が増えると、どんな問題が起きるのでしょうか。
 いま日本は、子どもの数が減り、お年寄りの数が増える少子高齢化社会に入っています。 国が危機感をもっているのは働く人の減少です。 第二次大戦後のベビーブームで生まれた、人口の多い世代が二〇〇七年から次々と六十歳になり、会社からの定年退職が始まります。 国土が狭く、資源が少ない日本が、経済大国になったのは、技術力の高さが主な理由とされています。でも多くの働き手が退職するのに、若い世代に枝術や技能の伝承ができないと、国の力が衰えにつながります。 また、税金収入が減るため、社会保障や年金制度が旨く働かず、日本の将来にとっていろいろな問題が起きるのです。 欧米では社会にも問題があると考える傾向がある一方、日本では「本人の甘えだ」などと、個人の責任にする考え方が強く、ニートという言葉に差別的な意味もふくめられるようになりました。 色々と対策等話合う国民会議がスタートしましたが、まだ手探りの状態です。
 中国新聞 10/7日 記事より転記


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