イチジクの花ってどんなの?

 イチジクの花を見たことのある人は少ないはず?。 だつて花は外からは見えない処に咲くから。 それは、みんなが食べちゃう実の中なんだ。 外からは花が咲くのが見えないのに実が付くから、昔の人はイチジクを「無花果」と呼んだ。 熟したイチジクを半分に切って中を見ると、真ん中の赤い部分に、白くてひょろとしたもの、これが咲いた後の花なのである。 果実だと思って食べている部分は、正確にいうと果実ではない。 イチゴやイチジクのように、本当は果実ではないもののことを偽果という。 日本で栽培されているイチジクのほとんどは、受粉をしなくても実がなる。 

 日本農業新聞 25/6日 より引用